【特集】
「薬膳」
今年も師走にはいり、暮・正月は何かにつけて飲み食いする機会が多くなる。食と健康の関係は昔から追及されてきたが、なんでも食べられる時代になって「正しい食生活」が求められている。
薬膳は健康食のイメージが強いが、中国では「食養」と「食療」がわけて考えられてきた。食養は食養生、食療は食事療法に相当する。薬膳は食療にあたるが、その食材には栄養素にはあげられていない機能性物質が多い。陰陽五行にしたがう食べ方も自然の流れの中で健康に生きる参考にしたい。
【鼎談】
「腸内細菌と食事」
辨野義己、カノン小林、渡邊昌
【目 次】
病理最前線
味覚受容体・・・朝倉富子
栄養学の礎を築いた人々「ヒポクラテス」
Editorial ガイア仮説と食の問題
鼎談 「腸内細菌と食事」
辨野義己、カノン小林、渡邊昌
特集 「薬膳」
・機能栄養学と薬膳・・・渡邊昌
・四季の食養生薬膳・・・柯彬、梁運飛
・統合医療における中医食療法士・・・日比野佐和子
・小児健康学・・・王瑞雲
アメリカのスクールランチの事情(3)・・・グラス明美
食の随想 温故知食「正月料理・お節」・・・ 安曇桃
日本の長寿と食養生(6)沼田勇・・・渡邊昌
書評
患者学のすすめ (その10)
栄養指導における摂取指導の重要性・・・加藤眞三
日本臨床栄養学会報告
欧米のアンチエイジング医学事情・・・寺田久美子
中国臨床栄養学会の取組みと課題
ハーブ系の健康食品素材に関する有効性と安全性の最新情報《5》 アロエ
千葉剛、中西朋子、佐藤陽子、梅垣敬三
ベジタリアン食を学ぶ (2) ベジタリアンの定義と分類・・・蒲原聖可
野菜百花辞典《6》上手に野菜を摂る10の提案(後編)・・・ 稲熊隆博
ISSN 1883-6658 禁無断転載・複写
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