Vol. 4 No. 2 (2012年4月1日発行)

「医と食」Vol. 4 No. 2

Vol. 4 No. 2
【特集】機能栄養学の未来」

【特集】
「機能栄養学の未来」

日本古来からある食養生の思想と石塚左玄に始まる正食(マクロビオテイック)や食育・食養の動きなどを理解し、分析的栄養学と伝統的食養学が交流できるようにすれば、医療費増の原因となっているさまざまな生活習慣病を予防できるであろう。さらにサプリメントは消費者に直接宣伝することで市場を席巻し、医療関係者も正しい知識をもっていないことから医療行為との関係がしばしば混乱をもたらしている。新しい学問体系としての統合食養学は統合医療の中核をなすものであり、その科学的根拠として機能栄養学を位置づけたい。
今号では機能栄養学の最先端を最新サプリメント事情から漢方、マクロビオティックにまでひろげた特集とした。

【鼎談】
「サプリメント摂取」
金沢和樹、蒲原聖可、渡邊昌

4-2img

【目次】 

病理最前線
未知腸内細菌の分類培養とそこから見えてくるもの・・・諸冨正己

栄養学の礎を築いた人々   Ilya Ilyich Mechnikov
Editorial   統合医療学と統合食養学

鼎談 サプリメント摂取
金沢和樹、蒲原聖可、渡邊昌

特集「機能栄養学の未来」
・近年のサプリメントの是非論・・・金沢和樹
・生薬の抗酸化能・・・陳建彬、卓興鋼、渡邊昌
・野菜と薬草の機能性について・・・カノン小林

ベジタリアン食を学ぶ (3) 米国の食事指針とベジタリアン食・・・蒲原聖可

食の随想 温故知食「酵素飲料」・・・ 安曇桃

患者学のすすめ (その12)
多様な価値観をもつ生き方・・・加藤眞三

Food, Nutrition, Physical Activity, and the Prevention of Cancer: a Global Perspective ;
食物、栄養、身体活動とがんの予防:世界的展望 (後篇)・・・廣畑 富雄

ハーブ系の健康食品素材に関する有効性と安全性の最新情報《7》 エキナセア
千葉剛、中西朋子、佐藤陽子、梅垣敬三

お茶の機能 ②抗アレルギー作用・・・山本(前田)万里


ISSN 1883-6658   禁無断転載・複写
定価800 円(税込) 1 年間の定期購読5,000 円( 送料込み)