Vol. 8 No. 3(2016年6月1日発行)

「医と食」Vol.8 No.3

「医と食」Vol.8 No.3

【特 集】
「生涯を通じた食育で健康に」

食育が成果をあげて皆が健康に生きていくためには個人の努力のみではなく社会全体のサポート体制が整わねばならない。私たちはProducer-Provider-Peopleの3つの輪が互いに連携しあうモデルを唱えている。その意味で食品産業の社会に与える影響は大きい。健康に資する食品製造は食品業界の役目といえる。消費者もひとりひとりが賢く考えるようにならねばならない。今日本国は少子高齢化にあって福祉をどうするか、という問題が重要になってきた。厚生労働省のすすめる地域包括ケアシステムはその一つの試みであるが、成功例に学ぶようにしたい。

【鼎談 】
「食育10年の成果と今後」

穴井元尚、和田勝行、渡邊昌

 

目  次・・・113
病理最前線 「植物毒の話」 堤 寛・・・114
栄養学の礎を築いた人々「Friedrich Wilhelm Ostwald」・・・121
Editorial・・・122

鼎 談 「食育10年の成果と今後」
穴井元尚、和田勝行、渡邊昌・・・123

特 集「生涯を通じた食育で健康に」
・身近な商品の向こう側を考える-明治の食育活動- 飯泉千寿子・・・132
・農業と医療をつなぐ米加工、海外へ  別府 茂・・・136
・よし乃郷グループにおける地域包括ケアシステムの構想について 馬場眞美子・・・141

患者学のすすめ (その37)
医療者の感情労動について考える 加藤眞三・・・147
漢方薬と身近な植物(19)生薬としての納豆 田中耕一郎・・・150

化学物質の毒性(安全性)評価
-農薬の安全性はどのように評価されるのか- 青山博昭・・・154

墓銘碑 出浦照國 編集部・・・159
市井の名医「時田純」 渡邊 昌・・・160
ニッポンはおいしい 郷土料理再発見
徳島県「でこまわし、鳴ちゅるうどん」 本間朋子・・・165

編集委員と協賛企業・・・168


ISSN 1883-6658   禁無断転載・複写 定価800 円(税込)