Volume 2 Number 6(2010年12月)

【特集】 「人間に必要なエネルギー源についての再考」 人間のエネルギー源として何をどれだけ摂ればよいのか、という問題が再燃している。 3 大栄養素として経験的に糖質、脂質、たんぱく質が長年挙げられてきた。また必要なエネル…

Volume 2 Number 5(2010年10月)

【特集】 がんとの闘い「ターミナルケアと予防-」 エコノミストという雑誌に世界の緩和ケアの点数評価が載り、日本は28 位ということで新聞に大きく報告された。医療技術は高くても、それへのアプローチの容易さ、コスト、「死の質…

Volume 2 Number 4(2010年8月)

【特集】 「炎症性腸疾患」 腸管は栄養の吸収のみと思われてきたが腸脳―大脳相互作用がわかり新たな分野が広がっている。腸の感染症は赤痢や腸チフス、腸結核などの急性・慢性感染症が問題であったが、急性感染症の問題はO157 や…

Volume 2 Number 3(2010年7月)

【特集】 「健康長寿をめざすには」 【鼎談】 「生活習慣を変えるには?Pro-Change プログラムによる心理的アプローチ」 プロチェスカ教授夫妻、渡邊昌 【目次】 病理最前線「COPD慢性閉塞性肺疾患」 河合俊明 栄…

Volume 2 Number 2(2010年4月)

【特集】 「摂食嚥下障害と食介護」 食べることは生きることの根本であり、適切な食は本人の生きがいや気力にも関係してくる。私たちは高齢者の食の問題を「摂食嚥下を考える会・食介護研究会」で検討してきた。本特集は第4回学術集会…

Volume 2 Number 1(2010年2月)

  【特集】 「カロリーリストリクション」 健康長寿を達成するのにカロリー制限食が話題になっている。カロリー制限食は肥満解消のための減量食ではなく、ほぼ正常のBMIの人がさらに健康長寿を達成する食事として、より…

Volume 1 Number 5(2009年12月)

【特集】 「低たんぱく食の効果を探る」 たんぱく質の必要量は過去だんだん減っている。20世紀初頭のVoitの基準食では一日118 gであったが、窒素平衡の研究やアミノ酸トレーサーによる研究が進展し、2007年にWHO技術…

Volume 1 Number 4(2009年10月)

【特集】 「日本の栄養学教育の未来」 栄養士会の50周年はひとつの時代の転換期になるだろう。戦後60年間は如何に栄養不良を改善し、美味しい食を提供するか、ということに栄養士たちは努力を傾けてきた。学校や職場、地域での集団…

Volume 1 Number 3(2009年8月)

【特集】 「糖尿病性腎症の予防に向けて」 腎不全患者の増加が問題になっている。腎臓内科学会の全国登録から推計されたCKD患者数は2000万人を超えるといわれる。最近透析に入る腎臓病患者は糖尿病に由来するものが増えている。…

Volume 1 Number 2(2009年6月)

【特集】 「肝臓病の栄養・食事療法UPDATE」 肝硬変を母地として日本では毎年2万人強の肝臓がんが発生している。約80%がC型ウイルス、約15%がB型ウイルスと関係した肝臓がんで、残り5%がアルコール性肝障害である。肝…